警察庁「自転車は車のなかま」 令和8年4月から16歳以上が青切符対象に、安全運転徹底へ
日本警察庁は、自転車を道路交通法上の「軽車両」として「車のなかま」と位置づけ、ルール遵守と安全運転を呼びかけるキャンペーンを展開している。令和6年中の自転車関連事故は前年比で約4,800件減少したものの、依然として67,531件発生しており、特に自動車との出会い頭事故が課題だ。令和8年4月1日から、16歳以上の自転車運転者が交通反則通告制度(青切符)の対象となる新規定が施行され、安全意識の向上を目指す。
背景
警察庁の交通局は、自転車関連事故の推移と特徴を公表。令和6年中の事故件数は67,531件で前年より減少したが、死亡・重傷事故の約75%が自動車絡みで、出会い頭衝突が55%を占める。自転車側の一時不停止や安全不確認が主な要因だ。警察は重点地区で指導警告を実施し、約133万件の警告票と5万2,000件の検挙を記録した。
自転車安全利用五則(令和4年決定)として、①車道左側通行原則・歩道は例外、②交差点での信号・一時停止遵守、③夜間ライト点灯、④飲酒運転禁止、⑤ヘルメット着用を強調。歩道通行は13歳未満・70歳以上や身体障害者などに限定され、原則車道走行を義務づけている。また、ポスターやリーフレットで啓発を強化中だ。
将来の見通し
令和8年4月の青切符施行により、16歳以上の悪質違反(信号無視など)に対する罰則が簡素化・強化され、自転車利用者のルール遵守が促進される見込み。これにより事故減少が期待され、持続可能な交通インフラの基盤強化につながる。世界的な自転車政策トレンドに沿い、日本でも安全インフラ整備と併せ、歩行者・自動車との共存を目指す動きが加速するだろう。