フランス、パリ(西欧)— 2017年から2022年にかけての期間は、フランスにおけるアクティブ・モビリティにとって歴史的な転換点となった。Réseau vélo et marche(旧・自転車都市・地域クラブ)がまとめたデータによると、同国の安全な自転車用インフラは40%急増し、16,000キロメートルの整備が進んだ結果、2022年末には総延長57,000キロメートルに達した。2018年に開始された最初の「自転車・アクティブ・モビリティ計画」によって加速したこの動きは、かつては娯楽と見なされていた自転車を、真の日常的な交通手段へと変えようとする政治的意志を反映している。
背景
2017年以前、フランスの自転車政策は国家的な調整や持続的な資金調達に欠けていた。2018年、自転車の分担率を2024年までに3倍の9%に引き上げることを目指す野心的な国家戦略の発表により、状況は一変した。政府は、都市部の分断解消や連続的なルートの構築を行う地方自治体を支援するため、「アクティブ・モビリティ基金(Fonds Mobilités Actives)」をはじめとする前例のない財政的手段を導入した。この枠組みにより、国やAdeme(環境エネルギー管理庁)から多大なリソースが動員され、600以上の地域が脱炭素型交通モードへの移行を支援された。
詳細
財政面では、投資額が過去最高レベルに達した。アクティブ・モビリティ基金には期間中4億9500万ユーロが割り当てられ、そのうち3億6500万ユーロがフランス全土の933のプロジェクトにすでに投入されている。並行して、Ademeが主導する「AVELO」プログラムは、人口密度の低い625の地域が自転車基本計画を策定できるよう4000万ユーロを注入した。また、地方投資支援交付金(DSIL)も特定の整備のために2億1300万ユーロを拠出した。
利用面への影響は顕著である。2021年の自転車道の利用客数は2019年比で28%増加し、都市部ではさらに高い伸び(+31%)を記録した。自転車市場もこの傾向に追随しており、過去5年間でフランスの世帯は1000万台以上の自転車を購入した。2021年には、新車の自転車販売台数(270万台)が乗用車の販売台数(160万台)を上回った。現在、これらの購入の4分の1を電動アシスト自転車(VAE)が占めており、長距離や起伏のある場所での移動を容易にしている。
安全とサービスに関しては、構造的な対策が採用された。2021年1月1日より、利用の大きな妨げとなっている盗難に対抗するため、新車の自転車へのマーキングが義務化された。さらに、国から30万人以上の受給者に対し、計6700万ユーロの購入補助金が支払われ、低所得世帯でも装備を整えやすくなった。
今後の展望
これらの成果を受け、フランス政府は20億ユーロの予算を投じる新たな「自転車・歩行計画 2023-2027」を発表した。目標は、2027年までに8万キロメートル、2030年までに10万キロメートルの自転車道を整備し、地域的な網羅を加速させることである。この新しい段階では、インフラだけでなく自転車の経済セクターにも重点が置かれ、年間100万台以上の自転車生産をフランス国内に回帰させるという野心的な目標が掲げられている。