イタリアの新道路交通法:サイクリストの安全に関する変更点

安全・教育 Score: 115 | www.bicidastrada.it

ローマ、イタリア(西欧) — 2021年11月10日からイタリアの新道路交通法が施行され、自転車の走行に直接影響する最新の規定が導入されました。主な変更点は、視認装置とその視界不良時における使用方法に関するものです。しかし、この措置は業界団体から賛否両論を呼んでおり、追い越し時の最低車間距離やヘルメットの着用義務化といった、サイクリストの安全を守るためのより抜本的な対策が欠けているとの不満の声が上がっています。

背景

道路交通法の改正プロセスは、イタリアの都市におけるソフトモビリティ(環境負荷の低い移動手段)の役割を巡る激しい公の議論を伴いました。2021年11月9日に官報で政令が公布されたことで、立法府は長らく手付かずだった一部の規定を更新し、都市部および郊外の道路で増加する自転車や電動キックボードに対応しようとしました。この改正前は、ライトの使用は主に夜間に基づいて規定されており、悪天候時や閉鎖されたインフラ(トンネルなど)の通過に関してはグレーゾーンとなっていました。

サイクリストコミュニティの期待は高く、イタリアプロ自転車選手協会(ACCPI)などの団体が数ヶ月にわたって提案してきた内容によって高まっていました。期待されていた目標は、視界不良やドライバーによる無謀な追い越し操作が原因で頻発する交通事故を減らすことができる、能動的な安全対策を法的に採用することでした。

詳細

最も重要な変更は、道路交通法第68条の改正に関するものです。第2項が書き換えられ、視認装置の作動義務が拡大されました。新しい規定によれば、ライトは日没30分後から日の出30分前までだけでなく、日中であってもトンネル内、霧、雪、激しい雨、およびその他の視界が制限される場合には点灯しなければなりません。この義務は、市街地内外を問わず適用されます。

具体的に要求される装備は以下の通りです:

  • 前方の白または黄色のライト。
  • 後方の赤色のライトと赤色のリフレクター(反射板)。
  • ペダルおよび車両の両側にある黄色のリフレクター。

これらの装置は、通常の走行中のすべてのサイクリストに義務付けられていますが、公式の競技会で使用される自転車については引き続き免除されます。また、以前の規定ですでに定められていた音響信号のためのベルの義務も引き続き有効です。

視認性に関する更新にもかかわらず、多くの観察者は最終案に含まれなかった点に注目しています。実際、サイクリストを追い越す際にドライバーが維持すべき1.5メートルの最低車間距離に関する規定は除外されました。この措置は団体によって安全に不可欠であると考えられていました。同様に、優先車線や交通量の少ない自転車道に対する新たな保護策は導入されず、成人に対するヘルメットの着用も義務付けられませんでした。

今後の展望

新しい規定は道路上の視認性に対する意識を高める一歩となりますが、イタリアにおける自転車の安全の未来は、いまだ欠けている構造的な改革にかかっています。サイクリストを道路システムの「見えない」利用者とみなす認識は根強く、業界団体は、車両の技術的な装備にとどまらず、自動車利用者に新しい運転行動を課すような法改正を求め続けています。今後数年間の課題は、単なる夜間の照明を超えた保護基準を保証し、自転車を持続可能なモビリティの柱として真に統合することです。