エルランゲン市でVAG自転車レンタルシステムが全市展開 自転車利用促進へ

インフラ
ドイツ事例

エルランゲン市(ドイツ)は、VAG_Rad自転車レンタルシステムを全市に導入し、住民の自転車利用や多様な交通手段への移行を促進する。市中心部のFlexzoneでは柔軟な返却が可能で、NürnbergMOBILアプリで簡単に借りられる。料金は初回10セント+1分10セントからで、VGN利用者は月600分無料。

背景

ドイツのエルランゲン市は、持続可能な交通推進の一環として、VAG(Verkehrs-Aktiengesellschaft Nürnberg)の自転車シェアリングシステム「VAG_Rad」を2024年から運用開始した。初期ステーションは市庁舎/Neuer Markt、Hugenottenplatz、Waldkrankenhaus、Siemens Campusの4カ所に設置され、地図は公式サイト(www.vagrad.de)で確認可能。市中心部はFlexzoneとして指定され、南はSiemens Campus/科技園、北はSchwabacher Straße、西は大型駐車場、東はKurt-Schumacher-Straßeの範囲内で、ステーション外の公共道路や広場でも返却できる。

利用方法はシンプルで、NürnbergMOBILアプリをダウンロードし登録後、QRコードをスキャンしてロックを解除。終了時はアプリで「駐車」を選択し、レバーを押す。料金は1回10セント+1分10セント(99分以降24時間10ユーロ)。貨物自転車は初回2ユーロ+1分10セント(180分以降24時間22ユーロ)で、ステーション限定返却。市長のFlorian Janik氏は「自転車は市中心部の主要交通手段。標準化されたシステムで通勤者のシームレスな移動を支援し、バス停からの『ラストワンマイル』を強化する」とコメント。市は自転車道10路線指定や駐車場拡大も進めている。

将来の見通し

ステーションと自転車台数は今後拡大予定で、鉄道駅には貨物自転車も導入。2025年12月時点で既に22.5万回以上のレンタル実績があり、市の都市計画・交通局は「非常に肯定的な効果」と評価。将来的には「2030年交通発展・モビリティ計画」と「未来自転車都市計画」に沿い、駐車場を大幅増設し、自転車利用をさらに促進。VAG_Radの安定性と全天候運用が、持続可能な都市交通のモデルとなる見込みだ。

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